物損と人身の事故では、どちらの保証を先にすれば良いの?

Q、交通事故で人身事故と物損事故の両方の加害者になってしまいました。無保険ですが、どちらの場所を優先すべきでしょうか?

僕の不注意から交通事故を起こしてしまい、加害者になりました。
また事故を起こした際に被害者に対しての怪我を負わせてしまっただけではなく、すぐ近くにあった家の壁も壊してしまい、物損事故としても扱われています。
怪我をさせてしまった被害者の方と物損事故になったご家庭は全くの赤の他人ですのでどちらにも僕自身が保証をしていかなくてはなりません。
保険に加入していればよかったのですが、たまたま経済的な理由から、一時的に任意保険も解除している状態ですので、自腹を切って保証しなければなりません。

このような場合には人身事故による被害者の方、そして物損事故で壁を壊してしまったお宅への賠償問題と、どちらを優先すればよいのでしょうか?
僕自身経済的に余裕がありませんので、双方を一括で支払うということができません。
かと言って、どちらを優先すべきなのかについてもわからずにとても困っています。
弁護士さんなどに相談した方が良いですか?

A、まずは双方と円満な話し合いをすることが大切になります。その上で保証問題についてを決めましょう。

物損と人身事故が重なってしまった場合で尚且つ上記のように、それぞれの被害者や被害を受けたお宅が全くの無関係であった場合、加害者としてはどちらにも保証問題が発生します。
しかし無保険の状態であれば、当然自腹を切って保証しなければなりませんので、ここでの保証金額というのは非常に高くなり最悪は自己破産をするという人もいるようです。

まずは自己破産をせずに双方への賠償金をしっかりと支払っていく意向があるようですので、細かく事情を説明した上で今後の保証金についてや、賠償金の支払い方法についても交渉しましょう。
一括での支払いが難しいことや分割にしてもらう際の月々の費用についても細かく決めていかなくてはなりません。
このような話し合いをしていく中で先方が納得してくれない場合や、感情的になり、話し合いをするのが難しい場合には専門家としてさらには冷静な立場として、弁護士さんを立てましょう。

弁護士さんを立てて被害者の方をはじめ、物損事故の被害を受けたお宅の方とも話し合いをすることによって、加害者にも無理のない支払方法を決めることができます。
当人同士が話し合いをしているだけでは冷静にまとまらないこともありますが、弁護士さんが入れば冷静に話し合いをするしか他に方法はなくなりますので、加害者の方にとっても、一つの保身といえるでしょう。
どちらを優先すべきなのかというのは非常に難しい問題と言えるのですが、できれば双方に対して並行するような形で月々支払い続けていくことが望ましいといえます。

もちろんその場合、月々に支払える金額が少なくなってしまいますが、その中で、まずは物損による被害を受けたお宅に対しての支払が先に終わると思われますので、その後は怪我をさせてしまった被害者の方へ継続的な支払いを続けていくと良いでしょう。(参考:【後遺障害等級認定に特化】交通事故に強い大阪A&M法律事務所

交通事故による賠償問題は、例え自己破産等をしても免責とはならず、そのまま支払いは続けていかなくてはなりません。
ただし被害者であるご本人が他にも借金などを抱えていて経済的に厳しい状況であれば、一度自己破産をした上で他の借金などをすべて帳消しにしてから、事故の賠償金を支払っていくというのも一つの方法になります。

このあたりについても弁護士の先生に相談するとベストな方法を提案してくれますので、どうしたら良いのかわからないと正直に悩みを打ち明けてみると良いでしょう。